企業理念って必要?
株式会社〆のお仕事で多いのが、「企業理念の作成」です。「企業理念なんて必要なの!?」って会社、社長さんも多いと思います。わたしたちの結論は「絶対に必要」です。
会社という共同体において、言葉で進むべき方向を示すことがとても重要だと思っています。社内に向けても、社外に向けても。私達が制作をさせていただく際に大事にしているものは2つ。
①シンプルで、誰にでもわかりやすい言葉。
②きれいごとでない言葉。
が表現されていることだと思います。他にも、大事なことは多数あるのですが、特に大事にしているのはこの2つです。
誰にでもわかりやすい言葉とは?
「誰にでもわかりやすい」これは、「簡単な言葉であること」ではありません。「社長のキャラクター、思いがシンプルに一言で伝わること。」が重要だと思います。よっぽどの大企業でない限り、会社って「社長」なんですよね。
だからこそ、社長の思いがどれだけストレートに伝わるかということがとても大事だと考えています。それをきちんと提示することで、驚くほど社員も、社外の取引先もスムーズに回り出すのは、作った僕らも不思議だと思いますし、言葉のダイナミズムを感じる瞬間でもあります。
シンプルであることも非常に大事。「十ヶ条」みたいな言葉がたくさんあったり、企業理念の他にミッション、ヴィジョンなんてのがあるケースってありますよね。それは、意味がないと考えます。それって結果社長が社員を信じていないってこと。社員の行動を言葉でしばるのでなく、社員のイマジネーションを信じることができれば、おのずとシンプルな言葉で事足りるのです。
企業理念ひとつ見ても、社長の精神状態って伝わってしまう。シンプルな理念で経営に望むことで、社長の覚悟は必ず社員に伝わります。なので、私達が作る企業理念はどこまでも削ぎ落とした、シンプルなものばかりです。
きれいごとでない言葉とは?
良くあるのが「環境にやさしい」だとか「社会貢献がうんちゃら」みたいな企業理念を見かけますが、これは、内外に対して、とてもわかりにくい。しかもそんなにそれを大事にしていないというケースがあります。なかなか伝わりにくいのですが、企業理念というのは、そういった「社長が考えうるあらゆる未来」が内包されているべきだと考えています。社長自身のトーンにピタッとあった企業理念は、その後に起きるあらゆる未来を内包しているものです。
どんなときに企業理念って必要?
スタートアップで勢いだけで走っている時や、会社の数値が絶好調の時には、必要ない!と思われる経営者も多いです。でも、良いときにこそ、企業理念を作っておくべきだと思っています。それは、今後会社で起こるであろう様々な問題をきっとスムーズに解決してくれると信じていますし、社長も社員もきっとその言葉で救われたりすることがあると思いますので。
「企業理念」ぜひ、大事にして欲しいものです。今後も企業理念について語っていければと思います!ぜひお楽しみに!